交通事故の後遺症

疼痛性感覚異常

日本の社会事情を考えていくと、交通事故は無くなることはありません。なくなることがない中で、さまざまな被害を生じていることも間違いありません。毎日、どこにでも危険が潜んでいるわけですが、命を奪ってしまうような痛ましい事故もたくさん起きています。最悪のケースではありますが、そうならなくても、後遺症を残してしまう可能性は十分にあるのが交通事故です。車はどんなものであっても、ものでしかありません。しかし、人間の体は代替えが効かないのですから、大きな影響を残すことになるでしょう。

その影響のひとつとして、疼痛性感覚異常があります。CRPSやRSDと呼ばれますが、焼けるような痛みが慢性的に続くような状態です。CRPSは日本語に直すと複合性局所疼痛症候群と呼ばれています。総称のため、ひとつの状態を指しているわけではありません。交感神経の関与がありますが、神経損傷を伴わないものをRSD反射性交感神経ジストロフィーと呼びます。神経院生の疼痛が生じるものであり、四肢に出ることが大半です。

交通事故により受傷(たとえば開放骨折)してしまい,手術やギブスによる固定治療を終えたのに,腫れが引かず,皮膚の色が正常でなかったり,焼けるような酷い痛みや痺れに慢性的に悩まされてしまうことがあります。

疼痛性感覚異常は、交通事故の後遺症であるのはわかっていても、判断が難しい部分を持っています。認定どころか、診断そのものが見過ごされてしまうことも少なくありません。立証の難しさを抱えていますので、早期診断と治療を考えていくとともに、弁護士を使い交渉をするなどの対処が必要になってくるでしょう。被害者は苦しんでいくことになるのですから、対処の参考にしていただければ幸いです。

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